マルチタスク新時代に
デザイナーができること

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マルチタスク新時代に
デザイナーができること

職種や肩書の境界線がなくなる中、
起点からデザイナーが関わることで
プロジェクト全体のデザイン性は向上する。
それこそがブランディングの新潮流。

ワヴデザイン株式会社

もはや広い意味を持つ『デザイン』という言葉。表現やアウトプットとしてだけではなく、ビジネスデザインやコミュニケーションデザインなど、企業や事業の目的整理、課題解決の手段としても捉えられるようになった。デザインを生業にする者として、激変する世の中とどう関わるのか。高速化する社会のなかで、自分たちなりの心地よいペースを保つ秘訣はなにか。東京・富ヶ谷を拠点とするデザイン会社、ワヴデザインはそんな問いに対する答えを、着々と準備しているようだ。

Comfy but Radical
穏やかにゆるく
時に過激に

 

▲代表取締役の松本龍彦さん(左)と取締役の中村和貴さん(右)。取材は終始、和やかな雰囲気で進む。

 
ワヴデザインは、代表の松本龍彦さんが15年前に当時住んでいたマンションの一室で始めたデザイン会社だ。その後、様々な仲間がジョインし、今では20名以上のデザイナー達が集い、衣、食、住、教育、サービスなど、多岐にわたるクライアントのウェブサイトやロゴデザインを手掛けている。

「弊社はデザイン会社ではありますが、業務としてはブランディングといわれるブランドをつくるお手伝いをしています。クライアントの業種は様々ですが、みなさん求めていることは同じ。ブランドを美しく綺麗に整えたい。コンセプトからデザインまで一貫性をもたせたい。その上で差別化したい、など。僕たちはウェブやロゴをデザインする過程で、その分野における本質を考えるようにしています。そうすると、『こうあるべきではないか?』『こういうものも必要ではないか?』という提案になっていきます。よって、プロジェクトのスタートから関わっていくお仕事が多く、中には『そもそも何から作るべきか?』というところから始めるケースもあります」(松本)。

 

▲東京・富ヶ谷にあるオフィスは古い工場をリノベーションした物件。天井も高く、開放感がある。

 
「自分たちの仕事や会社のスタイルが、最近になってようやくわかってきた気がしています。まだ固まりきってはいないのですが、大切にしているのが「Comfy but Radical」というスタンス。基本的に普段は静かに仕事していますし、穏やかにゆるめな感じが僕ら的に心地よい。でもAlways Comfyだとふわふわしていて受注デザイナーっぽくなりがち。提案にはある一種の鋭さも必要です。だからと言ってAlways Radicalだとガツガツしすぎで息苦しい。仕事だけでなく人間性も同じなんですが、ギャップというか、そういうハイコントラストな二面性がないと、おもしろくないですよね」(松本)。

ワヴデザインは「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という制度を採用している。ハイコントラストな二面性を大切にするマインドが、会社の経営にも現れているのだ。
 

衣食住を網羅
でも狙っていたわけではない!?

 
もともと松本さんはアパレル会社のデザイナーとしてキャリアをスタートした。洋服屋関連のデザインだけではなく、他のデザインもやってみたい。そんな思いで独立したのが2003年、27歳の時だった。

「独立当初は音楽や映画、雑誌などのエンターテイメント周りの仕事ばかりしていました。しかし自然と、表現としてのデザインよりも、物事の整理とか課題解決としてのデザインに興味がシフトしていきました」(松本)。

そして気がつけば、衣食住を網羅し、その各方面で人気のブランドのコミュニケーションツールを担当するようになった。
 

▲人気アパレルショップ1LDKのウェブサイトやカタログ、タブロイドなどは長きにわたり担当している。

 
「実はもともと衣食住のすべてに関わりたいと願っていたわけではないんです。ただ単純に、日々の業務の中で本質的なことに着目してデザインをしていたらこうなった、というのが本音です。今は業界問わず、物が飽和していて本質的に必要なものだけが残っています。その中で、改めて差別化するためにデザインの力を借りたいというクライアントが増えているのだと思います(松本)」。
 

▲この春オープンしたTOKYO MIDTOWN HIBIYA3階のHIBIYA CENTRAL MARKETのウェブデザインも手がける。

 
「あとは、自分たちがターゲットとなる案件が多いです。自分たちがターゲットじゃないと、ターゲット像を想像しながら作ることになるので、提案に説得力がない。衣食住の案件が増えてきたのも、自分たちのライフステージが家族とか健康とか、食や住に向いてきているからだと思います。だからこそ、自信持って提案できているという節もありますね」(松本)。

ワヴデザインの取締役でありアートディレクターでもある中村和貴さんも続く。

「例えば今、帽子ブランドのCA4LAさんと、壁に飾れる帽子というものを作っています。もともとはテキスタイルを作って欲しいという依頼だったのですが、テキスタイルだけ作っても一過性のものになってしまう。だからと言って帽子デザインの素人である僕らが帽子をデザインするのはおこがましい。だったらコンセプトから開発しましょう、と。実は僕、よくハットを被るんですが、いつも収納場所に困っていたんです。だったら収納場所そのものをインテリアにすればどうだろう?と。まさに衣と住を交えた僕ららしいコンセプトデザインになったと思っています」(中村)。
 

▲CA4LAさんとのコラボ商品。帽子を取るとフックが付いており、そのままインテリアとしても飾れる仕組み。発売日は現在まさに調整中とのこと。

 

変わり続けるために
東京以外の街でも仕事をする

 
「お陰様で東京だけでなく、全国からお仕事の依頼がくるようになりました。その中で見えてきたのが、当たり前ではありますが、東京が抱えている問題と地方が抱えている問題は違うということ。よって東京で成功した手法が必ずしも地方でも通用するとは限らない。異なる街には異なる課題があります。会社としてクリエイティビティを上げてステップアップするために、東京以外にブランチを作る必要があると感じました」(中村)。

この秋に大阪。それを皮切りに福岡と沖縄にも拠点を作るそう。街自体の構造や文化、経済に独自性がある場所にサテライトを作るとことで、そこで得たノウハウが、結果的に東京での競争力向上にもつながるのだという。

「逆説的なこともありますが、東京を離れると東京の良さもわかりますからね」(松本)。
 

▲山梨県小淵沢に店舗と農園を構えるレストランのブランディングも行う。
▲人気インテリアショップfrancfrancのカタログ制作も担当。衣食住を通して守備範囲の広さが際立つ。

 

求める人材は
変化に対応できる人

 
「半年先ですら予測がつかないのが当たり前。特にWEBやデジタルの業界では毎日新しいものが開発され、それがスタンダードになり、半年後にはまた新しいものに入れ替わっています。新しいデバイスが発売されれば、画面サイズも変わるのでデザインもそれに適応させる必要がある。さらにデザインにおける技術や知識も同じ。一度習得したデザイン技術を惜しげもなく捨てていかなくてはいけない。それをストレスだと思わず、進化の過程だとおもって面白がれる人がいいですね」(中村)。

「今回募集しているのはデザイナーとディレクター。しかしこの肩書きもデザインという言葉同様、多様化している。今の時代、デザイナーには、デザイン力以外にもコミュニケーション力や営業力、数字管理に進行管理など、いろんな能力が要求されます。なんでもやります!だと雑に聞こえちゃいますが、事実、時代的にはマルチタスクがスタンダード。デザインを軸としたクリエイティブ職として、デザインのアウトプットだけでなく、そのプロセスも楽しんでもらえる人が良いですね」(松本)。

冷静と情熱。右脳と左脳。主観と客観。そんなハイコントラストな二面の絶妙なバランス。それこそまさに、激変するクリエイティブ業界の荒波を軽やかに乗りこなすために必要不可欠な感覚なのかもしれない。

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